2015年9月12日土曜日

研究統括に聞く、今ホットな国際問題!

みなさん、こんにちは。日吉研究会旧メン 企画担当の松岡です。
初秋を迎え涼しい日が続いていますね。

さて、本日のブログは会議面はもちろん、研究会自体をも引っ張ってくれている、研究統括たちに『今気になっているホットな国際、国内問題』について聞きました!研究統括本人たちから気になっている問題についての説明とそれに対する自らの意見について述べてもらっています。
 
今回はその第一団!
駒場研究会の神保真宏くん 日吉研究会の小野将くん 早稲田研究会の頓所葵さん です(^ω^)


神保 真宏(駒場研究会)

 サイバーテロが現在わたしが気になっている国際問題です。
 いわゆるコンピュータウイルスへの感染、不正アクセスなどの総称です。 陰謀や憶測が渦巻き、正確な1次資料に拠れないので、具体的な事例を示すことは控えますが、国家やそれに準ずる組織に対するものを含めた「サイバー攻撃」が近年増加傾向にあります。日本でも中央省庁のホームページの書き換えなどをきっかけに2000年頃から対策が強化されました。
 サイバー戦争とも近年呼称されるようになりましたが、いわゆる武力攻撃を主とする「戦争」とは異なり、攻撃元が特定しにくいのです。これがサイバー攻撃の一番厄介な点だと思います。アメリカではハッキングのコンテストなるものを開催し、IT人材を育てようという動きがあるようです。日本年金機構がアタックを受けたのが記憶に新しいと思いますが、日本も出遅れた分、対策をきちんと練らなければならないと思います。 サイバーは国家だけの問題ではありません。個人の問題でもあるわけです。多くの日本人が危険性を理解せぬままにインターネットを利用していると最近良く思います。今後はより情報リテラシーが求められる世の中になるでしょうし、みなさんも何気なく利用しているコンピュータ、インターネットの危険性・脆弱性についてすこし考えてみてはいかがでしょうか。


小野 将(日吉研究会)

 私が現在興味のある国際問題はスコットランド独立問題です。
 2014年9月18日、スコットランドの独立を問う住民投票が行われました。結果は、賛成が45%、反対55%で否決されましたが、住民投票直前は日本のメディアにも大々的に取り上げられ、記憶に残っているかたも多いのではないでしょうか?1707年に制定された連合法によってスコットランドとイングランドが合併し、グレートブリテン王国(以後UK)が建国されて以来、スコッランド議会はグレートブリテン王国議会に統合されましたが、以来スコットランドにはイングランドに対する根強い対抗意識がありました。そうした中、1997年、スコットランド出身のブレア政権時代に住民投票が行われた結果、1999年に自治政府と議会が設置され、大幅な統治権の移譲が行われました。こうして、独立に向けた機運は落ち着いたかに見えましたが、2011年にスコットランド独立を掲げるスコットランド国民党がスコットランド議会選挙で過半数を占め、党首のアレックス・サモンドが行政府の首相に就任しました。こうして、スコットランドの独立の賛否を問う住民投票が行われることになりました。
 昨年の住民投票では独立が否決されましたが、これからもスコットランドの独立に向けた機運が高まりを見せる可能性は大いにあります。スコットランドは、イギリスの国土面積の3分の1を、人口の8%を、GDPの9%を占めています。また、イギリスの原油生産高はEU首位ですが、その生産のほとんどはスコットランド沖合の北海油田で産出されています。加えて、イギリスは唯一の核戦力である潜水型弾道ミサイル「トライデント」を搭載する原子力潜水艦全艦を、スコットランドの海軍基地「クライド海軍基地」に配備していますが、独立賛成派は独立が達成されたならば、核戦力をスコットランド内に配備することを認めないとしています。核戦力の新配備には、基地所在自治体の強い反対が予想されるため、最悪のケースとしてイギリスが核戦力を廃棄することになる可能性も否定できません。これは、国連安保理常任理事国の一ヶ国として国際政治の舞台で主導的役割を果たしてきたイギリスの影響力の大幅な低下を意味します。他方、スコットランドとしても独立後にイギリスの通貨「ポンド」の使用継続を目指していますが、イギリス本国が経済的自立の不透明性などを理由に難色を示しているなど、独立後に安定した国家運営を実現する上で、未だ越えなければならなにハードルは山積しています。モギコッカーの一人としては、イギリスが核戦力を廃棄した際にパワーバランスのいかなる変化が生じるのかが興味深く、この問題を選ばせていただきました。これからも、スコットランド情勢を注視していきたいとおもいます。


頓所 葵(早稲田研究会)

 今気になっている国際問題・話題は世界経済の構造です。早稲田研究会の秋会議を通して関心を持つようになりました。具体的には、IMFの役割や構造改革に興味があります。
 ギリシャ問題やAIIBの台頭に伴い、IMFは今まで以上に構造改革を求められているようです。IMFが果たして構造改革を行うのか、というより、行えるのか、興味があります。日本人としては、AIIBが力不足で自然消滅し、IMFが今のまま世界経済を回していくのを見てみたいです(これが日本に取って良いのかは謎です)。
 ただ、現実的に考えると、IMFは1−2年後に構造改革を行い米国の求心力が失われると同時に、中国やその他の新興国が勢いづく気がします。どうなるんでしょうね。


どの国際問題も、会議で取扱ったらおもしろそうですね!
次回は国立研究会の三代晃也くん、早稲田研究会の乗上美沙さん、四ツ谷研究会の戸高浩太郎くんです! お楽しみに(^^)

サイバー攻撃をリアルタイムで観察できるサイト"Norse"

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